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翌日の朝、自衛隊の特殊部隊が到着し、現地の未確認生物の討伐に向かったが、そこには町民を無残に殺したとされるローチやアントロード達が鈍器のようなもので頭部や腹部をグシャグシャにされ、路上の至る所でその残骸が散らばっており、隊員はその光景に背筋が凍るような感覚に陥った。
その後、隊員が町全体調査した所、この事件で町民の全てが死亡。連絡を聞いた警察は全力をあげて新聞やニュースに事件の詳細を発表し、国民の警戒を促した。
この惨劇は後に「ピースブレイク」と呼ばれ、平和にボケていた現代人の意識を切り替える良い機会となったのだ。
国防省は過去の時代から日本を守り続けた仮面の戦士「仮面ライダー」をデータ化し、カードゲームのような形で国民や自衛隊に配布し、ローチなどの怪人に出くわした際の自己防衛策「ライダーフィーリングシステム」を開発した。なお、配布を受けるには最低でも14才、最高で50才で身体に異常の無い者と国で設定している。
※ライダーフィーリングシステム・・ライダーカードを額に当てることで、一時的にカードのライダーに変身し、戦闘を行う事が出来る。
カードにはランク1からランク5までのレア度があり、同じライダーカードでもレア度が違えば攻撃力が違うようになっている。
ランク1・・一般市民、特に子供用に配布される。(ライオトルーパーやゼクトルーパー等)
ランク2・・学生、成人に配布される。(バランスタイプが多い)
ランク3・・スポーツ選手、芸能人に配布される。(スピードタイプが多い)
ランク4・・自衛隊に配布される。(パワータイプが多い)
ランク5・・扱いが難しく、誰にも使えない
ライダーカードが配布された事により、各地で転々と発生するワームやイマジン、ファンガイア、ヤミーなどの新種の怪人の駆逐に成功。それ以降、警察などの機関では犯罪者の逮捕、火災地での救助など、戦闘以外にも大いに役立っている。
あのローチやアントロードなどの低級怪人はなぜ?どこから現れたのか?現段階では解明出来ていないが、ただ確かな事は・・この惨劇は何度も繰り返される可能性が低くないという事である。
そして、二年後・・
政府は日本国内の全ての地域に未確認生物の警戒解除を発令し、ある特別な企画を用意した。
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