第0幕 時空管理第1事務所

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「事務所」っていっても人数的に「班」って感じ。 だって8人しかいないし。 仕事内容は面倒の一言。 簡単にいえば、 ①時空の管理。 ②タイスリップしちゃった一般人を元の世界に戻すこと。 ①に関しては…… 無数ある世界で、同じ歴史を辿らせるとこは辿らせるようにしたり、 もしくは突然変異でその世界の過去が書きかえられないようにするのが仕事。 ②に関しては二つパターンがある。 まず1つ目が強い思いがある一般人がタイムスリップしちゃうこと。 2つ目は、私達が天界からその世界に移動したりするときに、大きな摩擦が発生。そして静電気がたまって雷になる。その雷にあたったりした一般人がタイスリップしたとき、一般人を元の世界に戻す仕事。 ②は神隠しと呼ばれることも、なきにしもあらず。 とりあえずこんな面倒な仕事を私達はやっている。 さて、他にもこの仕事場で大事な事をまとめておこう。 私は持っていたペンから色ペンに持ち変えた。 ①休みが少なすぎ。 …まぁ休みなんてなくてもいいんだけど、仕事内容が面倒だから休みが欲しい。 ②職場のキャラが濃すぎ。 これは……書こうと思うのさえ憂鬱になるから、ここで止めておこう。 ③職場に私以外人間がいない。 心なしか私は③を書くとき筆圧が強くなった。 そう………ここは天界。 私のように人間が天界で働くのは珍しい。 ここで働いてるのは…… 天、龍、乾闥婆、阿修羅、迦楼羅、 ?『何書いてんの?』
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