第0幕 時空管理第1事務所

4/6
76人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
茜『別に。清真(せいま)は何か私に用?』 清真『ううん。別に何の用もないから、つまんないなーって。ってか何それ』 茜『ただの暇潰し。後の仕事は書類書いて提出だけだから、気分転換に』 今話しかけてきたヤツは清真。仏教の八部衆の龍衆の1人…いや1匹。仕事場では皆、人間の形だから人で数えちゃうんだよね。 清真『へぇ。そうなんだ。そういえば茜がココに来てから、そろそろ半年じゃない?』 茜『そうだった…?』 清真『そうだよ!僕より仕事してるから昔からいる感じだけどさー』 茜『じゃあサボらず仕事してくれない?ただでさえ8人しかいないんだし』 そうコイツはサボり魔。私、コイツが仕事してるとこ見たことあるっけ……? 清真『やーだなー、茜は。僕だってちゃんと仕事してるよ?皆の分も休んで、皆の仕事の手際を良くするっていう仕ご 茜『死ね』 清真『きゃー!!茜ちゃんが怖いよー!!』 茜『ホントやかましいね……。その口開かなくしてあげようか?』 私は近くにある日本刀に手を掛ける。 カチャ…… 清真『すみませんでした』 茜『その頭には学習機能はついてないみたいだから……ちょっと体で覚えてみる?』 スッと刀身を鞘から抜き終わろうかって時だった。 ?『舞原ー。殺るなら外で殺ってくれー』
/76ページ

最初のコメントを投稿しよう!