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翌日、
たいすけが迎えにきた。
車にはたいすけ1人。
「あれ?修ちゃんたちは?」「ばーか、お前さほんとにばかだべ?最後にデートっていったろ」
あれ?
そんな奴じゃないのにな。まあいいか。
小樽までいって、街をふらふらして、付き合ってるときにここに行ったね!などと楽しく過ごした。
夜になって、銭函の砂浜にいった。
よく二人でも、みんなとも遊んだ浜辺。
砂浜に並んで座って、色んな話をした。
何回も付き合って別れてを繰り返して…
最後に別れた後に、たいすけは、たすくに殴られたんだと言ってた。
たすくは、私がたいすけを好きで色んな我慢をして、ただずっとたいすけからの電話をまっていたのを知ってた。
私を何回も振り回したと、殴ったらしい。
たすくに、きっとたいすけは私を好きなんじゃなくて、ただ面倒じゃないから付き合ってたんだよ。そう漏らしたことがあった。
その話も伝わってた。
「俺さ、お前のこと、ほんとに好きで付き合ったんだよ。暇潰しとかじゃないよ。でも、お前…ひとつもわがまま言わず、別れるか?っていえば、わかった。だったし、好きっていってくれない。ただ待つだけで、会いたいっていってくれない。だから」
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