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「そっか。私は私がたいすけを好きだから、仕方なく付き合ってるのかと思ってた。それでも、よかったの。だから、わがままをいっちゃいけないと思ってた。自信がなかったから。もっとちゃんと話してればよかったね。」
「俺がそう思わせたんだよな。たすくに言われて、謝りたかったし、ほんとに好きだったよ」
「うん😃ありがと」
嬉しかった。いま、そういうことを言ってもらえるのが、付き合ってよかったんだと思えた。
「お前さ、東京いくのやめたら?行くなよ。みんなも淋しくなる。俺も」
「それは無理。行くって決めたから。たまに帰るし😃手紙かくね!」
「彼氏があっちだから?」
「違うかな。たぶん彼とは別れると思うし。」
「なら、行かなくても。ここにいろよ」
珍しく食い下がるたいすけ。
「家をでるのが夢だったから。あたしね(笑)すごく気に入られたみたいで、役員秘書になるみたい(笑)ありえないよね。ウケるよね。秘書クビになったら帰るから。たいすけは、フランス留学するの頑張れ!」
「わかった。でも、いつでも帰ってきていいんだからな。わかった?」
「はいはい(笑)」
なんだか、一番たいすけの心が近くに感じた日だった。
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