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いつもなら、会社の人達と遊びにでかけているはずのある土曜日…
たまたま、その日は家…寮にいた。
電話がなる。
電話をとると、和田さんだった。
和田さんはどうやら出勤らしく…千葉の倉庫だか、千葉の販売会社にいく用事があると言ってた。
「うちの親が、独り暮らしじゃ大変だろうって、お米と野菜をあげたら?って言ってるんだ。迷惑じゃなきゃ、近く通るから持ってくよ」
寮とは言え、自炊。
北海道にいるときから野菜を送ってくれてた。
ありがたく頂くことにした。
簡単に、場所を説明して、国道沿いのコンビニを目印にして…
電話を待った。
RRRR…
和田さん。
「ついたよ。ここにいればいい?」
「はい。いまいきますね!」
コンビニへ向かい、たくさん頂いた。
「ありがとう!おばさんにもよろしく伝えてね」
「いや、うちにあるもんで悪いけどね。いつでも言って!」
…物腰も話し方もずっと変わらず優しい。
「あ、ディズニーランドとか行ってみた?」
「あ~ないなぁ。会社の人達とは、いつも柴又とか水元とかで遊んでるよ。」
「せっかくこっちにいるんだし、一回くらい行くといいよ!」
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