電話…運命

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ディズニーランドに行く朝 まあ、私には何の変わりもない朝だった。 和田さんの車に乗り、いつものように話をしながら…私は外の風景ばかりをみていた。 きっと…話は頭に半分しか入ってきてない。 どちらかというと、高速からの風景を楽しんでいた。 ディズニーランドが近づき、駐車場の広さと、台数に驚いた。 …ふーん。すごいんだね。 中に入ると、別世界が広がっていた。 和田さんは嬉しそうに色々説明してくる。 …和田さん、子供みたいに楽しそうだな。 せっかく楽しそうなのに、水をさしちゃいけないな。 そう思って、乗り物がすきじゃないことは言わないでいた。 当然ながら、あれこれ乗るはめになる。 怖くて叫びたい衝動を、手や足に集中して… 下を向いて耐えた。 でも、和田さんがすごく楽しそうで、それでいいやと思っていた。 こういうので、素直に楽しめて、はしゃげる人を羨ましかった… 私ははしゃいだりができない。どこかで一歩ひいている自分がいる。 とはいえ、全く楽しくないわけではない。探求心はあるから、へぇ~と見回したりとそれなりに楽しんだ。
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