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休みや、会社のあと、よく工藤さんをはじめとして、寮が近い人達でよく食事をしたり、遊んでいた。
だから、工藤さんがみんなのリーダー的な存在で、明るくて、いい人なのはわかってる。
一度、ゴキブリがでた時に、怖くて退治をしてもらったし…
実家もわりかし近いから、話も合ったし。
…内野課長ったら、あたしに彼氏自慢交えなくても。そんな風に思った。
私の頭の中で…
内野課長＝工藤さんと付き合ってる。の図式が成り立ったのだ。
ふーぅん(笑)
なるほどね～。
大丈夫ですよ。取ったりしませんよ(苦笑)
斯くして、私は勘違いをしたまま…
だんだんと具体的なことを言い出し、鈍感な私でもわかるような、部長や役員からの遠回しのお見合い提案や、預かり社員の長谷さんとの結婚前提の付き合い提案の話を…交わし続けていた。
まだ、２０代前半の私。
なぜにお見合いしなきゃならん。
行き遅れでもないのに。
そう思っていた。
私の中では、お見合い＝行き遅れのすること
だったから。
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