ｄｖという鎖

幸せな時間

私は、自分の気持ちを正直に話した。

すぐにすごく大好きにはなれないこと。
そういう風にみたことがなかったこと。
色んなこと。

｢それって、断られてるんじゃないんだよね？少しずつ好きになってもらえるように、もっとたくさん会って、それで俺をみて決めてくれればいいんだ。友達の延長でもいい。だから、俺にチャンスをくれる？｣

和田さんの気持ちに、応えられるかはわからなかった。でも、一生懸命さに心が動いた。

きっと、大事にしてくれる。

｢うん。｣

そこから、和田さんを好きだと思えるまでに、時間はかからなかった。

本当に優しくて、
穏やかで、
私を大事にしてくれた。

友達にも、会社の人達にも紹介されて、会えるときはたくさん会って…
色んなところに連れていってくれた。

楽しくて、
幸せな時間をたくさん過ごした。