ｄｖという鎖

朝

｢かのちゃん、今日さ所長から飲みに誘われたんだ。行ってきていい？夕飯一人になっちゃうけど大丈夫？あれだったら、かのちゃんも会社の誰かと外食とか…｣

｢そうなの？いいよ！所長にもヨロシクね！あたしは、誰かいけたらいくし、まだわかんない。でも大丈夫だよ｣

所長のことも、よく知っている。所長なら、安心だし…きっとご馳走してくれるから、家計も安心(笑)

最近、あたしも会社の人と食事してないし…
誰か聞いてみよ！

何人かに予定を聞いていると、内野課長が近づいてきた。
｢あ、かのちゃん、今日一緒にご飯いく？中根くんもいるけど、どう？｣

｢あ、行きます、行きます｣
｢６時には出よっか。中根くんは少しだけ遅れるけど、先にいってようね。駅前のお寿司でいい？結婚祝いにおごるから｣

｢あ、はい。あたしも出しますよっ。｣

｢いいから、ね！｣

あたしはあまりお寿司は好きじゃない。
ただ、内野課長のいく鮨屋はネタがすごく大きくて、いくらなんかは、こぼれてしまうくらいのせているところ。
苦手な私も、そこなら行ける。美味しいし、安い。