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「あぁ、かのちゃん?今帰り?遅くまで大変だね。ところで、いま、宮田の交差点を渡ったところのスナックにいるんだ。一軒しかないからすぐわかると思うから、どう?」
…どうしよう。
もうこれ以上飲みたくないけど、断ると失礼かな。
「せっかく楽しんでいるのに、お邪魔じゃありませんか?また今度の機会でも構いませんよ。」
…もう10時すぎてるし、明日も私は5時起き。
嫌なわけじゃないけど、気乗りもしない。
「まぁ、いいからちょっと顔だしに来なよ。気を使う仲でもないんだし。加藤くんもいるし」
「そうですか?じゃあちょっとだけ」
「もしもし、かの~?早く来なよ」
恭ちゃんに電話が変わった。
「うん。わかった。すぐでるね」
私は、バックを肩にかけてお店へ向かった。
…このあと、
とんでもないことになるなんて…
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