1834人が本棚に入れています
本棚に追加
でも、
それなりに、話は合わせたりはできる。
カラオケをしたり、話をしたりして、過ごした。
話はもっぱら、新婚の私たちのこと。
私や恭ちゃんを誉め、また、所長は恭ちゃんにこう言った。
「和田、お前はよくやってる。頑張ってるしな。こんなしっかりした、かわいい奥さんができたんだ。今以上に頑張らなきゃな」
「所長~わかってますよ~。あんまりイジメナイでくださいよ~」
酔って上機嫌な恭ちゃん。
「かのちゃん、和田はね、飲み会のたびにかのちゃんの自慢ばかりするんだ。俺の彼女は秘書をしてるんだ。頭がいいんだってね」
「そんな…たまたまなっただけで、大したことしてないんです」
「いや~でも、あのコンサルタント会社の秘書なんて大したもんだよ。な、和田!」
「はい。もう、俺幸せです」
そんな時間が続き、お店をしめるというママの口きりで、解散となった。
所長と加藤くんはタクシー。
私たちは、歩いて帰ることにした。
チャリは恭ちゃんがおそうとしたけど、酔ってフラフラだから、私がおしていった。
最初のコメントを投稿しよう!