567人が本棚に入れています
本棚に追加
/109ページ
―‥午後6時。
雛が、そろそろ帰ってくるはず。
―‥pipipi
ふと、鳴り響いた着信音。
確認すれば、相手はすばるで。
「―‥はい?」
赤「あ、ヨコ?お前‥雛となんかあったんか?」
「‥雛に訊いたん?」
赤「‥いや、泊めてくれって来てん。今‥マルが話聞いとる」
「‥ほうか。ごめんやけど、俺んちまで送ってくれへん?俺も、雛と話したいねん」
赤「分かった。30分ぐらいには着くと思うわ」
「‥雛にな、今朝‥俺と居って‥重くない?‥って言われてん」
赤「―‥ほう、か‥。雛は、何か溜め込んでんのとちゃう?‥明日、お前も雛もオフやろ?‥ゆっくり、話せぇ」
「‥おん、ありがとうな。じゃあ‥」
電話を切り、携帯を置く。
雛が着くまで、あと30分。
((心の準備‥OK。))
‥信五、お願いやから。
全部、吐き出して。
To Be Continued...
最初のコメントを投稿しよう!