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『章ちゃん、ほんまかわえ~//』
「――‥」
あ、どうも。
錦戸ですけど。
今、俺は苛々してます。
何故かって?
‥博貴が、構ってくれへんから。
博貴、さっきから章ちゃんば~っか。
あ、章ちゃんて俺らの息子な。
『はい、章ちゃんちゅ~v』
「―‥っ!」
あ゙っ!
ち、ちゅうしよった!
俺、昨日から博貴に触れてへんのに!
‥こうなったら、よし。
―‥ぎゅーっ
『ふぇ!?亮ちゃん?どないしたん?///』
「博貴ぃ‥」
『‥亮ちゃん、ちょっと待っとって?章ちゃん寝かせてくるから』
「‥おん」
後ろから抱きつくと、何かを察した博貴。
章ちゃんを抱き上げ、寝室へと向かった博貴。
30分ほどして、リビングに戻ってきた博貴。
「‥博貴、おいで?」
『亮ちゃん‥っ♪』
両手を広げると、勢い良く胸の中に飛び込んできた博貴。
「博貴、」
『あっ、そっか!』
二人で顔を合わせ、〝しーっ〟とジェスチャー。
「章ちゃん起きてまうな」
『せやな!』
そっからは、久々のイチャイチャタイム。
『‥ふふ、亮ちゃん大好き!』
「俺も。愛してる」
((子供ばっかり構っちゃ嫌や!))
なぁ、博貴。
章ちゃん可愛がるのもええけど、
俺も忘れずに構ってや?
END.
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