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視線を落とすと自分の妻と娘が倒れていた。
私がギャラクシーで逆らった日にこの施設に連れてこられ、強化実験の贄にさせられたようだ。
まだ先ある小さな子供達を守れなかった上、最愛の家族すら失った私は統合政府という目の前にある強大な力を許すことが出来なかった。
ふとギャラクシーであった少年の言葉を思い出す。
「どれだけ抗い、もがいても…僕達に明るい未来はないんだよ。
オジサン、こんな世界…ぶっ壊してよ」
今なら少年の気持ちがよくわかるぞ。
「貴様らは…貴様らはぁぁぁ!!!」
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