1人が本棚に入れています
本棚に追加
「よっと。着いたのぜ。」
箒に乗って十分くらいで降ろされた。
降ろされた場所は神社だった。
それなりの大きさだが人の姿は無く、どこか寂れた雰囲気を漂わせていた。
「霊夢ー!外の世界から迷い混んだ人間連れてきたぜー!オプションで記憶喪失でだぜー!」
女の子が社の裏手に向かって叫んだ。
すると裏手から巫女が出てきた。
「はぁ、紫は居なくなったってのに境界だけはしっかり仕事するのね。」
巫女は腕組をして溜め息をした。
その巫女も魔法使いの女の子と同じような背格好だった。
ただ、髪は黒く魔法使いよりは短い。
それに、脇を露出しているんだけどそれは寒くないのか疑問だった。
「アンタ名前は何て言うの?それも思い出せないの?」
『え、桐原晴矢。名前は思い出せるんだけどそれ以外はさっぱり…。』
「へぇ、晴矢って言うのか。」
魔法使いが驚いたように言った。
「魔理沙…名前くらい聞いときなさいよ。あぁ、こっちの魔法使いは霧雨 魔理沙。私は博麗 霊夢。記憶喪失らしいから簡単にアンタが置かれてる状況を教えてあげるわ。まぁ、外で立ち話もなんだから着いてきて。」
そう言って博麗霊夢は先程来た道を帰っていった。
最初のコメントを投稿しよう!