プロローグ

5/11
前へ
/186ページ
次へ
「ウサギ。私はまだ17だ。心身共にまだ子供であり、結婚何て早い物だと私は思う。それに結婚したら子供を作るんだろ?子供が子供を育てる何てのは宜しく無い!!そう思わんかね」 「アリス様のお子様でしたら私達家来が育てますので、そこはお気になさらずに」 「ダメだな。自分の子供を他人に任せる何て私が許さない。ましてや動物……お前達は私の子供を獣にしたいのか?ピョンピョン跳ねて、川で魚を捕まえ、嬉しくなれば尻尾を振れと?」 「それは流石に心配しすぎじゃ無いですかね!?」 「とりあえず私は結婚するつもりは無い!!」 動物達が困った様子で何やら話し合いを始める。 数分した頃だろうか。代表としてウサギが口を開く。 「なら。せめて、どの様な方から求婚が来ているのかだけでも聞いて頂けませんか?」 聞くだけか……。それくらいなら別に問題は無いな。 「良いだろう。言って見ろ」
/186ページ

最初のコメントを投稿しよう!

154人が本棚に入れています
本棚に追加