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「つまり、それだけ身体に負担になってるって事だよ。
当たり前だろ?別の世界に心を打ち出してるようなもんだ。
何でそんな事が出来るようになったのか判んねえが、確実にお前弱ってんじゃん。
夢を見る度に!」
僕は、苦しそうな表情をすると言った。
「竜ニ。僕ね。あの小説で少しだけ嘘を書いたんだ。」
僕の言葉に竜ニは驚いた表情をする。
「嘘?」
僕は、小さく頷いて言った。
「うん。僕が10歳の時。
アルスに哀しい事が起こったよね?」
僕の言葉に竜ニは顔を歪める。
「そうだな。」
「僕ね。その時に・・・・・・・彼女に逢ってるんだ。」
僕の言葉に竜ニは愕然とした表情をする。
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