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「は?!逢ってるってどういう事なんだよ!」
僕は苦笑して言う。
「ふふ。驚くよね。あの時僕ね、本当に哀しかったんだ。
まるで、自分がそういった目にあったように。
辛くて、苦しくて、哀しくて・・・・・・・・・・。
彼と・・・・・アルスと同じ様に正気を失うんじゃないかと思った時だったんだ。」
僕の言葉に竜ニは真剣な表情で僕を見つめる。
「呼吸もまともに出来なくなって僕、死ぬんじゃないかと思った。
その時、僕の手を握る女の子がいた。
僕は驚いて目を開けた。
そしたら、目の前にあの子が居た。
そして、僕にキスしてくれたんだ。
その時に彼女の心が僕に流れ込んできた・・・・・・・。」
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