森の中で

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女性が王女を護るように遮る。 「ライラ!どきなさい! 彼は、賊ではありません!」 王女が言う言葉に俺に切りかかって来る兵士が言う。 「王女は、騙されているんです! 我等以外を信じては危険だと申し上げたはずです!」 俺は舌打をして言う。 「しょうがねえなあ。   グラビティ・・・・・・・。」 俺が呟いた途端。 「うあ!」 「きゃあ!」 2人の兵士は、悲鳴を上げて倒れた。 「ふう・・・・・。」 俺は溜息をついて剣をなおす。 王女は、不思議そうに2人を見る。 「な?ライラ?ライド?何をしたの?」 俺は苦笑して言う。 「ごめん。話を聞いてくれないからさあ。 ちょっと、魔法を・・・・ね。」 俺の言葉に、王女は驚愕の表情をする。 「え?貴方は、魔術士なの?」 俺は頭を掻くと言う。 「まあ。使えるよ。魔法。」 俺の言葉に、王女は目を輝かせる。 「凄い!ねえ!今の魔法って何?聞いた事ないんだけど?」 俺は苦笑して言う。 「ああ。重力を操るグラビティ。 対象の重力を数倍にして、重さで地面に貼り付ける魔法。」 俺の言葉に、地面に倒れた女性が言う。 「じゅ・・・重力・・・・だと? 聞いた・・・・・事・・・・・ないぞ?」 俺は笑顔で言う。 「ああ。俺の母のオリジナルだもん。 一般には知られてねえよ?」
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