第1章

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父「がははは(笑)元気だったか?愛しき息子y…」 言い終わる前に切った。 またすぐに親父から着信が来た。そしてまた出る。 父「何故、いきなり電話を切るんだ!?」 智和「だって、親父からの電話に出るとめんどくさいことばかりだから」 父「そんなこと言うな!」 智和「んで、用件は?」 父「用件はな、またパパ仕事でしばらく帰れないと言いたかっただけだ!」 智和「またかよ…」 父「まぁ、元気でな!葵と仲良くしろよ?」 智和「言われるまでもない」 父「そうか!んじゃあな!」 智和「はいはい」 そして、通話を終えるとドアが開き葵が顔を出した。 葵「お父さんから?」 智和「そうだよ。またしばらく帰れそうにないって」 葵「そうなんだ…」 智和「やっぱり、親父がいないと寂しい?」 葵「そうだね…でも、お兄ちゃんがいるから平気だよ♪」 ニッコリと笑顔をしているがホントは寂しいのだろう。 そんな葵の頭を撫でる。 葵「へぅ~♪」 葵は頭を撫でられるのが好きらしい。 智和「それじゃあ、支度するからリビングで待っててね?」 葵「うんっ♪」 そして、 すぐに着替え、支度が終わりリビングに向かい葵に合流した。 智和「それじゃあ、行こうか?」 葵「うんっ♪行こっか!」 ドアを開け外へ──
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