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葵「お兄ちゃん、最近寒くなってきたから家に帰ったら毛布取り出して干すの手伝ってくれる?」
智和「お安いご用さ!でも、今は家のことはいないの」
葵「ごめんなさい」
智和「分かればよろしい」
そっと微笑むと葵も笑ってくれた。
いつも通りの散歩の会話だ。
葵「お兄ちゃん」
智和「ん?どうした葵?」
葵「ちょっと、行きたいところがあるんだけど!」
智和「葵?どこに行きたいの?」
葵「それは──」
葵が行きたかった場所、それは大型ショッピングモール"桜道モール"のファッション店だった。
葵「最近、お兄ちゃんに服選んでもらってないから選んでくれないかな?」
智和「俺なんかより友達や大切な人に選んでもらったほうがいいんじゃない?」
葵「大切な人の中にお兄ちゃんもいるよ♪だから、選んで?」
智和「分かったよ、俺のセンスが嫌なら言ってね?」
葵「お兄ちゃんのセンスならなんでもいいよ!」
智和「ハードル上げないでください(汗)」
葵「それは無理だよ~♪」
葵に似合いそうな服を見つけていると
?「お~い、智和~!」
智和「っ?」
振り替えってみると
親友である隼がすぐそばまで来ていた。
智和「隼、こんなところでなにしてんだ?」
隼「いやいや、お前こそこんなところにいるんだよ!女性モノの店だろ!」
智和「あぁ今、葵と散歩してるんだよ」
隼「そうか、相変わらず葵っちと仲がいいよな(笑)」
智和「そうかな?これが普通の兄妹なんじゃないの?」
隼「いや~、仲がいい兄弟はいるかもしれないが、お前らほどはそうそういないよ?」
そんな話をしていたら葵がやってきた。
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