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『やっと住み慣れた街、家。』
ある日曜日──
智和が部屋を掃除をしていると…
トゥルゥルゥルゥ
智和の携帯の着信音が部屋に響きわたった。
その携帯のディスプレイに書かれた相手は妹の葵からで、葵は毎朝直接起こしにくるわけではなく携帯で起こしてくれる。
葵「おはよ~!朝だよ!」
智和「うん、おはよ。ちょっと部屋の掃除をしていたところだったよ」
葵「ホントお兄ちゃんは掃除が好きだね♪」
智和「嫌いではないね、少し気になるところがあったから掃除してただけだよ」
そして、葵との通話を終えリビングに向かった──
朝食を食べ終わりソファーに寄り掛かると葵が
葵「ところで、お兄ちゃん、今日は予定はあるの?」
智和「ん?今日は特に予定はないよ?どうしたの?」
葵「あのね、久々にお散歩なんてどうかな?」
智和「いいよ。んじゃあ、支度してくるね」
葵「うん♪」
そして、支度をしに自分の部屋に戻った同時に自分の部屋の机に置いてあった携帯が音がなった。
トゥルゥルゥルゥ
親父からだった。
『俺の家族は母は俺が小学2年生に上がった頃に事故で亡くなってしまったらしい。
親父は詳しくは聞いてないが世界をまたに架けた大企業で働いていて家を明け全然帰ってこない。
だから、今は葵と2人で平和に暮らしている。』
とりあえず、電話に出てみた──
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