カカオ～ほろ苦くて、甘い貴方へ～

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視界に捉えた会長は、小山に向けた８９３ではなく、俺に向けられたｸｼｬｯとした笑顔ではなくて

ｷﾘｯとした、表情で

体育館に居る新入生の雰囲気が、引き締まっていくのが解った

『新入生の皆さん、入学おめでとう。新しい高校生活に、期待もあり、不安もあると思う。けれど、君達は1人やない。高校の３年間で勉強だけやなくて、苦楽を共に出来る仲間を作って欲しい。自分の生きる目標や、楽しみを見付けて欲しい。』

錦戸先輩の挨拶は、力強くて

言葉が凄く、温かかった

ねぇ、先輩

一目惚れって信じますか？
意識し始めた事が、

挨拶する先輩の姿に、完全に堕ちてしまいたした