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―聞こえるかアドルフよ。私は神だ。お前は生涯、平和に尽くしてきた。お前は立派だ。特別に何か願いを叶えてやろう。
―おぉ、何と言う事だ。神よ、是非とも私の病を治…
そう言いかけて、アドルフはあることを思いつきました。
―いや、神よ、私は永遠の命が欲しうございます。もし私に永遠の命があれば、これからもずっと国を平和にできます。
―そうか…ふむ。しかしアドルフよ。時に不死の身とは何よりも辛いものじゃ。周りの者が死んでいく中、自分だけが生きる続ける苦しみに堪えられるのか。
―確かに、それは恐ろしい事でございます。
アドルフは悩みました。
―よし、ならばこうしよう。お前を不死の身にしてやる。しかし本当に死にたい、そう思った時はわしに祈れ。そうすればお前を死なせてやる。
―なるほど。
アドルフは喜んで神の褒美を受け取りました。
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