1人が本棚に入れています
本棚に追加
「でさ、なんで9:00にメールが来るってわかったの?」
真由は頭の上にハテナを浮かべた。
確かに何も知らない真由なら不思議に思って普通だろう。
「だってさ、このメール来たの今日で8日連続なんだもん」
「…K、なにがしたいんだろうね」
「それあたしに聞かないでよ」
でも本当に、目的はなんなのだろうか。解せぬ。
こう気になり出したらとても会いたい、と思うようになった。
「ねぇ真由。このK、探してみない?あたし、会ってみたい」
「ほんとに?よくやるわ…」
はぁ、とため息をついて少し麗菜から視線を逸らしながら続けた。
「しょうがないから、探すの付き合ってあげる」
「ありがとう真由」
「今度なんか奢ってもらうから」
麗菜はとっさに財布の中身を確認して泣いた。
そこから2日後のメールは、文章が変わっていた。
最初のコメントを投稿しよう!