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僕は、みんなが寝静まる夜中
あるところへいかなくてはならない、
そう、あるところへ…。
僕の名前は柏木賢吾。
普通…いや、みんなとは少し
違ってるかな、高1だ。
「ケンゴ~、待ってよ~!!」
またあいつか
「ハァ、ハァやっと追いついた早いよ全く~」
「いつまでもねてっからだよ」
コイツは幼馴染みの
石田優香里、家が隣だから
毎朝仕方なく一緒に行ってやってるのだが、いつも寝坊している
「ところで、今日数学の課題の提出日じゃん、見せてよ」
「またかよ、ちゃんと終わらせてから、学校来いよ」
「だって、昨日面白いTVやってたんだもん~」
「我慢しろよ~、もう高校生なんだからよ」
「高校生だからって急に特別な能力でもでてこないと無理だって、そんなのあるわけないけどね」
確かに僕も特殊能力なんてあるわけないと思ってた。
でも、先月…
先月僕は学校の屋上でぼんやり空を眺めていた。
学校つまんないな~…
やることもないし、暇だな~…
あっ、グラウンドで体育やってる~、見てやろう
と思って見ていたら、
僕は誤って屋上から落ちてしまった。
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