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-翌日の朝-
あ、今日燃えるゴミの日や
危うく、燃えるゴミを
出し忘れるところやったわ
急いで、燃えるゴミを
かき集めゴミを出しに
行こうと部屋を出ると…
…ガチャ
隣の部屋から
物凄いイケメンが出て来た
「あ、はじめまして。隣に越してきた、大倉忠義です」
めっちゃイケメンや
背も高いし小顔やし
亮とは、また違ったタイプの
イケメンやんなぁ
例えるなら王子様みたいな
僕が大倉さんの顔に
見惚れていると、
「あの、安田さん。僕の顔に何かついてはります?」
ああ//つい見惚れてしまった
男が男の顔見つめてるなんて
僕ただのゲイみたいやん//←
「あっ、いや//すいません」
「んふ、そんな謝らなくても大丈夫ですよ」
軽く笑われたし
めっちゃ恥ずかしい//
「…そういえば、なんで僕の名前を?」
「えと、表札に書いてあるじゃないですか」
「あぁ、せやった!」
「んふ、安田さんって天然なんですね」
また、笑われてもうた//
「…えと、大倉さんもゴミ捨てですか?」
「はい、引っ越しの時に出たゴミを捨てようと思って」
「ああ、そうなんですか」
「まぁ、大した量じゃないんですけど、良かったら安田さんのも運びましょうか?」
「いやいや、そんな!」
「運ぶの大変じゃないんですか?ゴミ袋が床についてまうんじゃ?」
「…チビかて、ゴミぐらい運べます!」
「んふ、そうですか」
すこしチビをいじられたけど
大倉さんがいい人そうで
安心やわぁ
それから、一緒にゴミ捨てに
行って少しお喋りをして
大倉さんの事を色々知った
大倉さんって僕より年下で
ドラムが弾けるんやて
今度、僕のギターと一緒に
セッションしてみたいって
言うてくれはって
少し大倉さんと仲良くなれた
気がした、そんな朝やった
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