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数日が経過して…
只今、バイト帰りなう
そういえば
年も近いせいか大倉くんと
打ち解けてきてん
朝はゴミ捨ての日は
よく会ってるな
あと、バイト帰りにも
よく会うわ
「やっさ~ん!」
ほら、今日もや
「大倉くんや、こんばんわ」
「こんばんわ、バイト帰りなんやね?」
「そうやね。てか、それ以外に何があんねん」
「そやね。あ、やっさんビール買うてる、なんで?誰か来るん?」
「いいえ、今から独りで寂しく家飲みしよ思うて」
残念ながら、みんなに
忙しいって断られたから
今日は独りで飲む事にしてん
やから、ちょっと奮発して
発泡酒やなくてビールにしてん
ほんまは、一緒に飲んでくれる
可愛い彼女でも居てくれれば
ええねんけど…
悲しい事に居らんねん
「じゃあさ、俺ん家で一緒に飲まへん?」
「…え?」
「えと、独りより二人の方がええかなぁ、と思うて。迷惑やった?」
「全然!てか、ええの!?」
「ええよ、ええよ。この前、友達に美味しいワイン貰ってん。一緒に飲もや?ちょっとしたつまみなら出せんで」
「ほんま!?じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔さして貰うわ」
大倉くんってほんまに
ええ人やわぁ~
僕には
一緒に飲んでくれる
可愛い彼女は居らへんけど
格好いい隣人は居るみたいや
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