578人が本棚に入れています
本棚に追加
只今、大倉くんの部屋なう
大倉くんの部屋は
凄い整頓されてて
僕の部屋と同じ間取りやのに
広さが全然違ってみえんねん
黒と白でまとめられた部屋で
生活感が全然ないねん
大倉くんって
しゃれおつやなぁ~
「あんま、人の部屋じろじろ見らんでーや(笑)」
「あ、ごめん」
「んふ、それよりワイン飲もうや」
と言うと、大倉くんは
ガラステーブルの上に
ワイングラスを2本と
いかにも高そうな
ワインを1本置いた
「え、ええの?こんないかにも高そうなワイン」
「別に友達からの貰いもんやし」
さらっと答えた大倉くんが
輝いているように僕は見えた
大倉くんってモテるんやろなぁ
「ほら、おつまみもあるで」
大倉くんがもって来た
おつまみは
なんかクラッカーの上に
プチトマトやら
ブルーチーズやらが
のっていた
おつまみもしゃれおつやなぁ
「さぁ、やっさん飲も?」
「…おん、」
大倉くんは器用に
ワインをワイングラスへと
注いでいき
「はい、やっさん」
僕に渡し
自分の分もついだ
「ほな、やっさんかんぱ~い」
「乾杯」
2つのワイングラスが
小さな音を立てて
ワインを揺らしたのを合図に
僕達の飲み会は始まった
大倉くんがくれたワインが
凄いうまかったから
ついつい僕は飲み
過ぎてしまった
…まさか、こんな事に
なるとは知らずに
最初のコメントを投稿しよう!