578人が本棚に入れています
本棚に追加
数日後…
今度は、亮が呼び出されて
大倉と教室で待ってんねん
「なぁ、ヤス」
「なんや、大倉」
「この前、俺が呼び出されてた時にさ、亮ちゃんと何の話してたん?」
「…あぁ、あん時は、なんで大倉は女の子と付き合わんのかなぁ~?って」
僕は思いだして
大倉に伝えると、
大倉が一瞬だけ
悲しげな顔をしか気がした
直ぐに、いつもの雰囲気に
戻ってたから
良く分からんけど
…大倉って不思議な奴やなぁ
「…なんでと思う?」
僕が大倉に質問したんに
質問でかえされてもうた
「なんでなん?あんな告白されてんねんから、選り取り見取りやんか。特定の子とか作ったら、告白もされんでええようになるんやないん?」
「知りたい?」
「知りたい!」
「んふ、ほな教えてあげるわ」
「はよ教えてーや」
「分かったから、ヤース。こっち向いて」
「ん?」
僕が大倉の方を向くと、
…チュ
僕と大倉の唇が一瞬だけ
重なった
「こういうこと」
最初のコメントを投稿しよう!