第三章

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そんな日々が暫く続き、美和は武芸や剣術だけでなく、学問や陰陽術なども学んでいた。 そして神子としての能力も徐々に増していったある日、美和と将臣は剣の打ち合いをしていた。 そこに重衡がやってきた。 重「2人供、稽古に励むのは宜しいですが少し休憩してはどうですか??」 『重衡さん。』 将「そうだな、ちょっと休憩するか。」 重「でも美和殿はこの短期間に随分と成長しましたね。」 将「今じゃすっかり俺の打ち合いにも慣れてるからな。」 重「でもあまり無理はしないで下さいね。あなたが倒れると私達が父上と母上に叱られますから。」 『…努力します。』 重「そこで思ったのですが、美和殿は大太刀や二刀流では無く短剣の二刀流にしてはどうですか??」 『短剣の二刀流…ですか??』 将「成る程、女の美和にはあってるかもな。接近戦では短剣、中距離や遠距離では扇。 そうすればどの戦いでもそれにあった武器が使えるからな。 なんなら今から買いに行くか??」 『え??今から??』 重「それは良い考えですね。早速行きましょう。」 そう言うと美和達は着替え、市場へと行き、武器店に行った。
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