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季節は冬、もうすぐクリスマスが訪れるある日、教室内はクリスマスの話題で持ちきりだった。
「もうすぐクリスマスだね。」
「うん、私もう予定たてちゃったもんね。」
「いいな~。」
「上川さんはクリスマスの予定もう立ててるの??」
『え??』
「勿論立ててるよね??だって上川さん、カッコイい彼氏が入るんだから。」
『クス、そうでもないよ。最近はあんまり連絡来ないし…
多分他校での合同合宿に参加してるから、忙しいんじゃ無いかな??』
そんな時、何処からかシャランと鈴の音がした。
『??(鈴??)』
「そうだよね、忙しいだけだよね。
上川さんみたいな美人さんを放っておくわけ無いよね??」
「でも無理しちゃダメだよ??淋しいなら淋しいって言わなきゃ。
言わないと伝わらない事もあるんだから。」
『…そうだね。』
シャラン…
『…(まただ。)ねぇ、さっきから鈴の音聞こえない??』
「鈴??さぁ…」
「聞こえないよ??」
「気のせいじゃ無いかな。」
『そう…(気のせいなのかな??さっきはハッキリ聞こえたんだけど…)』
それから暫くして昼休みになり、美和は彼氏の不二と電話で話していた。
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