第一章

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季節は冬、もうすぐクリスマスが訪れるある日、教室内はクリスマスの話題で持ちきりだった。 「もうすぐクリスマスだね。」 「うん、私もう予定たてちゃったもんね。」 「いいな~。」 「上川さんはクリスマスの予定もう立ててるの??」 『え??』 「勿論立ててるよね??だって上川さん、カッコイい彼氏が入るんだから。」 『クス、そうでもないよ。最近はあんまり連絡来ないし… 多分他校での合同合宿に参加してるから、忙しいんじゃ無いかな??』 そんな時、何処からかシャランと鈴の音がした。 『??(鈴??)』 「そうだよね、忙しいだけだよね。 上川さんみたいな美人さんを放っておくわけ無いよね??」 「でも無理しちゃダメだよ??淋しいなら淋しいって言わなきゃ。 言わないと伝わらない事もあるんだから。」 『…そうだね。』 シャラン… 『…(まただ。)ねぇ、さっきから鈴の音聞こえない??』 「鈴??さぁ…」 「聞こえないよ??」 「気のせいじゃ無いかな。」 『そう…(気のせいなのかな??さっきはハッキリ聞こえたんだけど…)』 それから暫くして昼休みになり、美和は彼氏の不二と電話で話していた。
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