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『そっか、良かった。何時もなら毎日連絡してくるからちょっと心配だったの。』
不
『忙しかったんでしょ??大丈夫だから。』
不《もう2、3日したら合宿が終わるから会いに行くよ。
それから…》
『クリスマスでしょ??心配しなくても予定空けてるから。』
不
その時再びシャランと鈴の音が鳴った。
『!?(また…)』
不
『え??ううん、何でもない。』
不
『大丈夫だよ、じゃあ私そろそろ戻るね。もうすぐ授業が始まるから。』
不
『周助もね、それじゃあ。』
そう言って2人は電話を切った。その時2人は知る由も無かった。この日を境に一切の連絡が途絶えた事に…
そして鈴の音はそれから消えることは無く、寧ろ始め聞こえた音より大きくなっていた。
それから鈴の音は鳴り止まないまま、時間だけが過ぎていき、気が付けば放課後になっていた。
暫くして美和は生徒会の仕事を終え、帰ろうとしたその時、シャランと音がしたと同時に美和は真っ暗な空間に居た。
美和は周りを見回したが自分以外誰も居なかった。
そんな時、神子という声がした。美和が声の主の方へ振り向くとそこにはクリスタルブルーに輝く龍がいた。
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