第一章

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『そっか、良かった。何時もなら毎日連絡してくるからちょっと心配だったの。』 (ごめん、なるべく早く連絡したかったんだけど…) 『忙しかったんでしょ??大丈夫だから。』 不《もう2、3日したら合宿が終わるから会いに行くよ。 それから…》 『クリスマスでしょ??心配しなくても予定空けてるから。』 (良かった。) その時再びシャランと鈴の音が鳴った。 『!?(また…)』 (美和どうしたの??) 『え??ううん、何でもない。』 (具合でも悪いんじゃ無いのかい??) 『大丈夫だよ、じゃあ私そろそろ戻るね。もうすぐ授業が始まるから。』 (うん、美和身体には十分気をつけて。) 『周助もね、それじゃあ。』 そう言って2人は電話を切った。その時2人は知る由も無かった。この日を境に一切の連絡が途絶えた事に… そして鈴の音はそれから消えることは無く、寧ろ始め聞こえた音より大きくなっていた。 それから鈴の音は鳴り止まないまま、時間だけが過ぎていき、気が付けば放課後になっていた。 暫くして美和は生徒会の仕事を終え、帰ろうとしたその時、シャランと音がしたと同時に美和は真っ暗な空間に居た。 美和は周りを見回したが自分以外誰も居なかった。 そんな時、神子という声がした。美和が声の主の方へ振り向くとそこにはクリスタルブルーに輝く龍がいた。
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