かぐや姫

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奥へ進んでいくと、淡く光っている部分があった。 気配を消し、少しずつ近づいていく。 すると、そこには… 「女…か?」 男は狐に化かされている気がした。 少女は見たこともない服を着ているし、何より身体から淡い光を発していたのだ。 クナイを手に、また距離を詰める。 そして、少女の真ん前にしゃがんだ。 「綺麗な女やなぁ…」 そう一言呟いた後、少女の持ち物を漁る。 本、鏡、見たことがない、小さな箱。 ひとまず自分の懐にそれらをいれた後、また少女をみる。
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