新撰組

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目を開くと、見知らぬ男が私をのぞき込むようにしていた。 私は驚いて布団から飛び出る。 「ななななななななななななななな!?」 「おはようさん。『な』が多い子やねぇ」 男の人は輝くような笑顔でこちらをみる。 その笑顔に不覚にも胸きゅんし、顔が赤くなる。 「クスクス…。顔、赤くなっとる…。かわえぇなぁ」 「わ、笑わないでくださいよっ!」 男の人はごめんと言いながらもまだ笑っている。 何なの、もう…。 そして、私は気づく。 …此処はどこ? 私の部屋じゃない。 そもそも、この人は、一体…?
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