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「家宝の鏡…です」
その名を、『水月』。
式神使いの力を増幅し、加護する鏡。
それが、一体何?
「この鏡は、力を増幅させ、加護してくれる。そうお前たちには言ってきた。…だが、この鏡にはもうひとつの力がある」
「え!?」
「この鏡は、時を操る。未来や過去を見通す力があるのだ。
代々、笠原家当主はこの鏡で未来を見て、この国の行く末や、次期当主に誰がなるのかを見ていた。そしてその未来で…瞳、お前は当主になっていた」
瞳は、鏡のもうひとつの力に驚き、混乱していた。
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