1009人が本棚に入れています
本棚に追加
「未来や、過去に見通す鏡、ねぇ…」
今のところ、ただの鏡にしか見えない。
次は新撰組の歴史について書かれた本を読み始めた。
「未来や、過去…」
「過去…ってことは、もしかして!?」
鏡を掴み、叫ぶ。
「新撰組!!新撰組を見せて!!」
数分たっても、鏡は何ひとつみせてはくれなかった。
「…やっぱり、私じゃだめなんだ…」
本を胸に抱き、布団に潜る。
「もう、いいや。さてと、携帯携帯…」
携帯に手を伸ばした、その時。
ピカァッ…!!
鏡から放たれた光が、部屋全体を包み込んだ。
最初のコメントを投稿しよう!