次期当主、笠原 瞳。

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「未来や、過去に見通す鏡、ねぇ…」 今のところ、ただの鏡にしか見えない。 次は新撰組の歴史について書かれた本を読み始めた。 「未来や、過去…」 「過去…ってことは、もしかして!?」 鏡を掴み、叫ぶ。 「新撰組!!新撰組を見せて!!」 数分たっても、鏡は何ひとつみせてはくれなかった。 「…やっぱり、私じゃだめなんだ…」 本を胸に抱き、布団に潜る。 「もう、いいや。さてと、携帯携帯…」 携帯に手を伸ばした、その時。 ピカァッ…!! 鏡から放たれた光が、部屋全体を包み込んだ。
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