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俺は唐突な出来事に驚き後ろを振り返った
そこにいたのは斬月だ
表情から推測して
何やら困っているのだろう
俺とカブらない事を祈ろう…
「どうやって申請すんの?」
はい、カブったぁー!!
涙目で聞かれても困るしw
泣きたいのは俺も同じだっつーの…
「「…………」」
沈黙が重なる
斬月はこの沈黙から俺も知らない事を悟ったのだろう
なにも言わない
話を切り出せん……
「ちょっと、邪魔なんだけど」
声をかけられ二人で振り向く
そこには長い金髪が特徴的な女子生徒が立っていた
「どいてくれない?」
苛立たしげな声で言われ二人とも道を開ける
俺達の合間を悠々と歩き過ぎようとする姿をみて俺は「女王様かっ」というツッコミをしたい心を抑えようとした
その時――
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