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「二ゃはははは」
俺の殺気のこもった目を全くものともせずに笑い続ける
大物なのか鈍感なのか…
まったく
こんなのが教師とは世も末だな
授業内容も適当だし
ま、遅刻無しになったから良いんだけどさぁ
それに逆に真面目熱血教師とかのほうが願い下げだしな
アタリの方なのかな?
「あ、先生。ちょっと」
職員室に向かおうとする藤田先生を呼び止め、試験申請書を貰おうとした
「ほらよ、ほい」
まだ何も言ってないのに申請書を手渡してきた
「…………」
「あれ?違った?」
「いや、あってますけど何で分かったんですか?コレが欲しいって。」
「だってそりゃあ、月曜日に遅刻しそうになって走ってきた所を教師に置かれたバナナ踏んで転けたヤツが欲しい物って言ったらコレだろ。」
「何処にそんな定理があるんですか、初めて聞きましたよ」
「てのは嘘で、ただの勘だ」
「勘なんだ…」
でも凄いな、初めてこの人を尊敬した気がする
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