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寮が見えてきた頃
後ろから何やら走ってくる音がする
音がどんどん大きくなっていき最高潮に達したときに音が消えた……
そして、
「あぁーきらぁーーっ!!!」
奇妙な男が俺の名を叫びながらラリアットを繰り出してきた
「っしゃおらぉッ!!」
がしかし
こんなこと俺も日常茶飯事
毎日のように喰らわせられ続けたラリアット
いつまでも効くと思うなぁーーッ!
俺は華麗に跳躍しラリアットの衝撃を枯れ葉の如く受け流し、つづいて右手の掌で男の顔を鷲掴みにして右足で男の左足のバランスを奪い地面に押し付ける
相手がもがいてる間にすかさず四の字固めを繰り出す
「っでぇーんてぃっすとぉー……」
何やら歯医者とか言いながら苦しんでいた
「ふ、ふはははははっ
俺がいつまでもお前のラリアットを喰らい続けると思うな…よっ」
いっそう足に力を込める
「た、タップタップ」
と言ってもがきながら地面を叩いた
いやー愉快愉快
とりあえず満足したので足を緩めた
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