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浄霊師。 じょうれいし。 それが僕。 僕の家は、代々浄霊師をつがなければならない運命にあるらしく、僕は幼いころから父さんや兄さん達が修行をしたり、実際に仕事を行っている姿を見ながら育ってきた。 浄霊師とは、 一言でいえば、悪霊になった霊を成仏させる者のこと。 大体浄霊師を目指す者は二十歳あたりから1人前と認められ、依頼をもらう権利を持つ。 しかし僕は中3にして早くも1人前と認められた。 それからは学校や近所には隠しながら依頼をこなす生活をし続けている。 しかし、時々いるのだ。 僕のことを知って、学校で直接依頼を持ちかける人が。
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