ひとり旅

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『悪夢』 夢を見た 遠い昔の出来事を あれからもう何年も経っているのに もう思い出さないと そう思っていたのに 出掛ける時は いつもと何ら変わりなかった 「いってきます」 「いってらっしゃい」 その会話が 貴女との最後のやり取り これから起こることなど 何も予想出来なかった 遊び疲れ 家に戻った時には 家の中から光が消えていた あちこち見渡し 家の中をとにかく探したが 光は全て消えていた 床に転がるモノに どこか見覚えがあった それが 自分のよく知る者だという事を 「いってらっしゃい」を言った女性だという事を すぐに認識する事は出来なかった 「ただいま」を言えず 戻る家も光も失った僕は ここにいても仕方がないと思った だから僕は 旅に出たんだ My mind's a total blank. [私の心は真っ白になった]
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