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すると、次の瞬間。
神子の目の前に、少年が落ちてきた。
ドンッ! と明らかに、床に叩きつけられ、少年は唸る。
「いっつー……なんだってんだよ!?」
「君、大丈夫か? ……っ!?」
神子は心配して、彼に近づくと、少年の顔を覗き込み、はっとする。
第一印象は、似ているだった。
落ちてきた少年は、王冠をハデ目なオレンジの頭に被り、マントを羽織っていた。
王様スタイルなのだろう。
「君は、なにものだ?」
「あ? 俺を知らないのか!? 俺だよ、俺!」
「いや、そんな詐欺まがいなこと言われてもわからないんだが……」
瞳はサングラスで隠されているため、悪く見えないこともない。
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