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視点は更に戻り絶月
だらだらと教室に向かうが怠い
二階まで行かなきゃいけないのが怠い
そんな事を考えてる間に漸く着いた教室2-B
クラスはA~Dまである
まぁどうでもいいが教室のドアを開け中に入る
「……………」
教室内で友人と話したり笑ったりしていた奴等が一斉に口を閉ざし俺を凝視
だが無視して張り出されてる席の所へ
後ろの窓側
帰りに便利な位置だな
「……………眠い」
席に着いて早速寝る
イヤホンは取らないのはご愛嬌
少し時間が経てばチャイムが鳴り響きそれと同時にやってくる男の担任教師
「おう、これから体育館に移動しろよ」
怠そうにその一言だけ残すと教室をでて行ってしまう
まぁいいか
~移動中~
「長々と話すのは嫌いだから一言、私の花を一つでも傷付けたらただじゃ済ませないわよ」
よくある校長の長話は無く脅しで終わらせたこの校長
名前は確か風史夕果(かざふみ ゆうか)
ついでに学校はヴィーニャ・デル・ソーレ高等学校と言って何故漢字じゃないのか疑問に思う所だ、略称ヴィニャ高
てか可笑しいだろ
日本語にすると太陽の畑
名前通り夏になると高校は向日葵で覆い尽くされる
別名ゆうかりんランド
俺が勝手に呼んでるだけだが
コラそこ、ツッコミを入れるな
「続きまして生徒会長の木原祭の言葉」
早く終わらないか?
てか生徒会長とやらが出た瞬間に五月蝿くなったんだが、テンプレな美少女とかって奴なのかね
ポニテなのはわかるが俺には美少女なのかわからん
「─────以上です」
おや、くだらん事考えてたお陰で終わったかラッキーだな
「では各教室に戻ってください」
やっと帰れるぜ
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