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部屋を出るとよくある旅館やホテルの廊下みたいな通路が続いていた。
それぞれに名札がついている
ツキミ
エンノ
サイトウ
フウカイン?すごい名前だな・・・
何故かは知らないが全てカタカナ表記だ。
気味が悪い・・・・
この分じゃ自分の名前の字もカタカナだな・・・
そんなことを考えていると階段が見えてそこを降りていった。
「こちらです」
さらにまた廊下のような場所を通って・・・・
大きな扉の前に辿り着いた。
「どうぞ、中でしばらくお待ち下さい。ドリンクコーナーやバイキングコーナーはご自由に利用していただいて構いません。
ただ、アルコールの方は事情により用意されておりませんので、ご了承下さい。」
僕って何歳だっけ?
なんかつい最近お酒は大丈夫な年齢になった気がするけど・・・・
まあ、どっちにしろこんな状況で乾杯なんか出来ないし、関係ないか。
「それでは私は他の方々を案内しなければいけませんので・・・・失礼致します」
と言って、彼は一瞥して、来た道を戻っていった
「・・・・他の方々ねぇ・・・・まあいいや、とりあえず入るか・・・・」
僕は取っ手に手を掛けて、扉を開けた。
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