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扉を開けると・・・・
「じ~~~」
って効果音でも鳴るのかってくらい見つめられた・・・・
思わず扉を閉めたくなったが、中へ入る
そこは確かにロビーと言うにふさわしいほどの広さと設備を持った部屋で・・・
僕以外にも既に数名が部屋に来ていた。
清楚そうな女の子とか
今にもキレそうな男とか
雰囲気的にチャラチャラしていそうなギャルっぽい子とか
何も言わずに冷静そうな女性とか・・・
・・・・で、その人達に一斉に見つめられた。
「お前も気付いたらここに?」
その人達の内の誰かから話しかけられた。
「あ・・・えぇ、そうですが・・・あの・・・ここは一体・・・」
「やっぱり・・・・私達も分からないんです・・・記憶がなくて・・・」
みんなも記憶喪失・・・・か・・・
ご丁寧にやっているなぁ・・・・
「そうですか・・・」
「どちらにせよ我々は同じ状況に立たされているようだな・・・」
冷静そうな女性が言う
「やっぱり・・・監禁かな・・・犯人は・・・どうしてこんなに?」
それから話はあまり続かなかった。
自己紹介でもしようとも思ったが、名前しか分からないし、さっきの案内人の彼が次々と人を入れてくるので、全員集まるまで待つことにした。
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