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「見つけたっ」
また、見つかった。
…でも正確に言えば見つけ嬉しい気持ちになるのは、私の方だ。
やっぱり私は、咲哉が好きなんだ。
でも私は…
「あっち行ってよね…。」
素直になれない子何だろう…。
「また、素直じゃない…」
はい、素直じゃないです。
「うるさい、だいた…「咲哉っ」」
あっ…。
「おっ結亜、何か心愛は俺がウザいみたいだしじゃあ行くか!!」
…行かないで私の隣に居て…
「じゃあな、心愛。」
「心愛ちゃんまた、明日ね」
結亜ちゃん可愛くて羨ましいなあ私も貴方の立場になりたい。
私は作り笑顔で手を振った。
その時に桜の花びらがたまたま私の指の隙間に挟まった。
「こーこ!!」
それを切なそうに見ていた私を後ろから呼び止められる。
「あっ新…。」
私は力なく名前を言うと、新はため息をつき頭にポンっと手をおいた。
「こーゆー時は笑うべし」
っと言ってきた。
ごめん新、今は顔が麻痺して上手く笑えないや。
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