1人が本棚に入れています
本棚に追加
今日は祭り。
私が嫌いな行事。
「ゆうくん‥‥‥‥行っちゃうの?」
そう言う幼い私。
「うん、ごめんね 美玖ちゃん次に会うときは‥‥‥‥」
私にゆうくんと呼ばれたその男の子は
何かを言いかけてそのまま行ってしまった。
今日でちょうど5年‥‥‥‥私は高校受験を合格し
お姉ちゃんの通っていた南沢中央高等学校に入学した。
本当はゆうくんも一緒だったはずなのに‥‥‥‥。
「美玖~大地と友樹も行くってさ!だから、祭り行こうよ!」
高校にはいってすぐ仲良くなって今では親友の
香澄は同じグループの大地が好きらしい。
こうなったら、断れなかった。
「いいよ、でも浴衣じゃなくていい?」
「うーん、いいんじゃない?美玖の好きなように^^」
私は了解と、香澄に言うと
香澄は大地の所へと駆け寄っていった。
.
最初のコメントを投稿しよう!