春~SEASONS1~

5/7
前へ
/20ページ
次へ
幼馴染みの由花里と 昔話をしていると あの人の話しになった。 最初は普通に話しを していたけど、由花里は 消えた時の話をした とたん、急に黙りこんだ。 私は気を使ってくれてる と思い、由花里には 「でも、今はもぅ良い思い出なんだけどさっ」 なんて言ってしまった。 由花里はバッと顔を私に 向けると 「そのままで良いの?忘れちゃって良いの?」 っと言ってきた。 私は訳が分からず、由花里に 聞き返した。 …? 「もー私さ実はあの人の事、知ってるよ。」 …!! 驚きを隠せない私に 由花里は言った。 「名前は佐伯 柘斗さん。歳はあの時たしか私達が5歳で…2つ上とか言ってたから7と13を足せば…20…20歳だよ!!今でもこの付近に住んでるはずだよ♪」 たんたんと話す由花里をよそ目に今の状況を把握出来てない私。 理解の出来てない私に由花里は 「あぁ~も!!だ・か・ら!!柘斗さんに会いたいの?会いたくないの?初恋の人なんでしょっ!?」 初恋…だったのかな? 自分でも良く分からない… でも、大好きだったんだ。 .
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加